彷徨い戻る夢
不快な夢。どこかで細々とした作業をしている。私は何か油が付着した小さなものが入ったかごを持ってあちこち彷徨う。どうやら、これを綺麗にするように言い付けられたようだ。
だが、どこへ行っても目当ての場所へ辿り着けない。体が重く思うように歩けない。時々声をかけられて『君はさっきから何をしているのか。』と尋ねられるが、はっきりと答えられない。
私が言い淀んでいると、周囲の人から嘲笑されたり奇異の目で見られてたまらなく辛い。逃げるように去る。途中で私の事情を知っているらしき人に話しかけられる。『よし、俺が話してなんとかしてみよう。』と言って、ひょいひょいと歩いていく。私はついて行こうと必死になるが、あっという間に見失ってしまう。その後も、右往左往していると、今度は『俺の姉がなんとかしてくれるかも。君の元いた場所にいるんだ。』と言って呼んでくる。その人は私の姉の姿をしていて、『一緒に話してみようよ。行こう。』と言う。しかし、やはり動きが素早くて見失ってしまう。
結局、どこへ行って良いかわからないので、散々迷った挙句、私は元の場所へ帰ろうとする。扉の前で呼び止められる。驚いた様子の男性。『その格好で帰るように言われたのか?』私が黙っていると『それはちょっとした罠だよ。その格好じゃ(その部屋は)ダメなんだ、ひどいなぁ。』そこへ他の人が来て、私をどうするか相談しているようだ。そこへまた誰かが来て、怒ったように私を連れて行く。
人が何人か集まっているところへきた。『~の人だけ残るように…。(~の部分は忘れてしまった。)』私と数人が残る。苛立った様子の上長っぽい人が一人。私の他に項垂れた人が二人いる。『どうするんだ?残るのか、元の場所へ帰るのか?』と苛立ちを隠せない様子で尋ねられる。皆黙っている。私はどうしようか迷った末に『戻りたいです。』と答える。周囲で見ていた人達と、項垂れていた人たちが驚く。『へえっ!?あそこへ?』私は話を聞かずにその場を出ていく。不安が尾を引く。ここで目が覚めた。
